最近、オシャレなインテリアショップなどでも見かけることが増えてきた水栽培。
クリアなガラス容器の中で、球根が根を伸ばしていく様子は、まるでオシャレなアートオブジェのよう。
インテリア感覚で楽しめるワンランク上の育て方に、ぜひ、今年の冬はチャレンジしてみませんか?
おうち時間に彩りを!今流行りの「球根の水栽培(水耕栽培)」とは?
球根の水栽培とは、その名の通り「球根を水栽培で育てる」ことを指します。
水栽培、または水耕栽培とも呼ばれ、キッチン野菜の端くれや、アボカドの種を使った「リボベジ」でも有名です。水の漏れない容器と水さえあれば大丈夫なので手軽に始めやすく、また土を使わないのでとっても衛生的。
球根が成長し、葉や花芽を伸ばしていくにつれて、ガラス容器の中に根っこがどんどん張り巡らされていく様子は、とても神秘的。植物の生命力の強さを実感します。
ベースだけでなく、ビーカーやジャムの空き瓶で育ってくれる点も、嬉しいポイントです◎
王道からちょっと珍しい球根まで!水栽培にオススメの球根
それでは、LOVEGREEN STOREが実際にオススメする、水栽培に適した春咲き球根をご紹介します。
チューリップやヒヤシンス、ムスカリといった春咲きが定番ですが、サフランやコルチカムといった種類は夏~秋にも花を咲かせてくれるので、組み合わせれば通年花を楽しめますね!
チューリップ
(画像提供:富山球根)
球根の王道、チューリップ。春の代名詞でもあり、部屋に一輪あるだけでグッと春らしい雰囲気になりますね♪
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ヒヤシンス
しっとりとした柔らかな芳香が魅力のヒヤシンス。
ピンクや紫などの定番色に加えて、最近ではグラデーションなどの新品種も続々登場しています。
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ムスカリ
まるでスズランのように、青色が涼やかな小花をたくさんつけ、可憐な容姿が愛らしさ満点のムスカリ。
色違いでいくつも並べれば、スタイリッシュな春を演出できます。
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「ムスカリの育て方について。球根の植え付けや水耕栽培(水栽培)はいつから?」
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水仙(スイセン)
凛とした切れ長の葉とラッパのような形をした、幸せの黄色の花。
生け花としても広く流通しており、和のお誂えにもぴったりです。
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球根の水栽培はいつから始める?適した時期や季節
チューリップやヒヤシンスなどの春咲き球根の水栽培は、実は10月から12月が適期。
室内は外に比べると温かいので、花の流通量が少なく、寒さの厳しい1月などの冬の時期でもしっかり咲いてくれます。初心者の方でも安心ですね。
「冬でも花を楽しみたいけど、切り花はちょっと...」という方にもオススメです。
インテリアに合わせて選びたい!球根の水栽培にオススメの容器
それでは実際に、オシャレな球根の水栽培を始めてみましょう!
初心者の方にオススメなのが、「バルブベース」と呼ばれる球根水栽培専用のベース。狭くなっている首の部分に球根をパカっとはめる仕組みになっています。
球根がぐらついてしまったり、傾いて育ってしまったりすると失敗の原因になりやすいのですが、このようなベースはしっかりと球根をホールドしてくれるため、花芽をつけても抜群の安定感です。
専用のバルブベースの方が失敗は少ないので、初心者の方にはオススメですが、慣れてきたら花瓶などでも代用することが可能です。ぜひお気に入りの器を見つけてみてください。
※原種系チューリップの球根はムスカリ並みに小さいので、予めご注意ください。
おしゃれなバイカラー!どんな球根にもマルチに使える万能ベース「TWO TONE VASE」
※適合球根:ヒヤシンス、チューリップ、スイセン、ムスカリ(個体差あり)
2色のバイカラーの組み合わせがおしゃれ。
アートストーンで人気の「村上美術」さんが出しているこちらの「TWO TONE VASE」ですが、実は見た目だけじゃないんです。
活け口は狭めなものの、口が大きく広がっているのでムスカリのような小さな球根から、ヒヤシンスのような大きな球根まで、これ1つで対応可能!
さらに、口の部分と本体は取り外しが可能なのでお掃除も楽なうえ、花瓶としても使えるんです。
万能すぎる優秀ベース。どの球根を買おうか迷われている方は、まずこちらを買っておけば間違いありません◎
スラッとした形がスタイリッシュ!ヒヤシンスの水栽培や花瓶としても「エリンギウム」
※適合球根:ヒヤシンス
その名の通り、まるでエリンギのようにスラッとした形が特徴の「エリンギウム」。
かさのように活け口が広がっているので、球根をすっぽり覆い安定感があります。
場所を選ばないデザインなので球根はもちろん、花瓶としても使える優秀アイテムです。
極力無駄を省いてシンプルに。ベーシックな形と色が花を引き立てる
「リユーズガラスベース」

※適合球根:ヒヤシンス
口の部分に取り外し可能なカップがついていて、しっかりと球根をキャッチ。球根が水に浸かりすぎることも防げます。
水替えがしやすいのも良いところ。 球根の水栽培だけではなく、ブーケなどを生けるのにもちょうど良いサイズ感。
花瓶として使うこともできます。
レトロなカラーとぽってりとしたフォルムが可愛さ抜群!何色も集めたくなる「バルブベース」

※適合球根:ヒヤシンス、チューリップ(個体差あり)
アンティーク風のレトロな色合いと、ぽってりとした丸いフォルムが可愛らしい「バルブベース」。
ヒヤシンスなど大きめサイズの球根が合いますが、最近流行りのアボカドの水栽培にも、実はぴったり合うんです。
色違いでいくつも並べてみても、シックな雰囲気にまとまるこちらのベース。
何色も集めたくなりますね♪
インダストリアルなデザインがかっこいい!「ソークハイドロポニックス」
※適合球根:ヒヤシンス(ソークハイドロポニックス)、チューリップ・ムスカリ(ソークハイドロポニックスmini)
水栽培専用のおしゃれなバルブベースは、他にこんなデザインも。
底部がコルクになっており、アウトドア風がインダストリアルな雰囲気抜群です◎
色はクリアとグレー、サイズも大と小の2つ展開。蓋部分は取り外し、ベースとして使うことも可能です!球根以外にサボテンなどを合わせてみても、無骨な雰囲気が際立って素敵ですよ!
※原種系チューリップは球根サイズがムスカリ並みに小さいので、予めご了承ください。
専用のベースがなければガラスの空き瓶や花瓶でも代用可能!
専用のバルブベースでなくても、
少し口が広がっている細長い形の花瓶があれば、そちらで代用することも可能です。
倒れないようにしっかりと球根を固定する必要がありますが、まずはこちらの花瓶から試してみるのもありかもしれませんね。
合わせて使いたい!球根水栽培の上級者アイテム
それでは最後に、球根やバルブベースと一緒に合わせて使いたい上級者アイテムをご紹介します。
「たくさんの花を咲かせたい」
「根っこの生育を良くしたい」
という方は、ぜひ合わせて使ってみてくださいね。
根の張りがグッと良くなる!植物活力素「メネデール」
切り花の保持剤としても使われるメネデール。
鉄をイオンの形で含む水溶液は、植物内に素早く吸収され、
水分や養分の吸収を高めさせ、光合成を活発にさせる作用があります。
そのため、根の張りがグッと良くなるので丈夫に育ち、
球根自体が蓄えている養分の消費を抑えることができるので、開花期間が長くなります◎
上手くやれば、2番花まで楽しめ、
トータル1ヶ月ほど開花してくれる可能性も高まります。
▼メネデールのさらに詳しい効果についてはこちらから
「【ヒヤシンスの水耕栽培】 根の生育に差をつけろ!長く楽しむ秘訣は定番のアレ![PR]」
定番液肥「ハイポネックス原液」
使ったことのある方も多いのではないでしょうか?液体肥料の定番、ハイポネックス。
水だけで栽培するよりも花付きがよくなります。
根腐れを防止!「ミリオンA」
水栽培にとって、水は命。
できれば、毎日新鮮な水に取り換えることが望ましいのですが、なかなかそうはいかないもの。
こちらのミリオンは、水質を浄化してくれるので、水栽培の容器の底にひと並べにすることで根腐れを防いでくれます。
▼さらに詳しい効果はこちらから
「脱臭もできる!?ゼオライトの用途・効能と驚くべき効果を園芸に取り入れる方法」
インテリア性の高い球根の水栽培でおうち時間に春を呼び込む!
いかがでしたでしょうか?
インテリア性も高く、 アートオブジェのように新しい感覚で育てられる水栽培。おうち時間の長い秋冬は、一足早く、春の訪れを感じてみませんか?